こんにちはー。1歳の娘を育児中のきなこです。
そろそろ断乳しなきゃなーと思いつつ、寂しさで決断できないでいる今日このごろです。
去年の今頃は、完母にしたいのに母乳量が足らず、禿げるんじゃないかっていうぐらい悩んでいました(実際、産後の抜け毛で薄毛になっていた)。
同じ悩みを持つママに、ちょっとでもお役に立てればいいなぁと思って私の経験とやったことを書きます。
悩みが深かっただけに、今回長文です。
退院時は1回7mLしか母乳が出ていなかった
私の産院では、授乳は指定された授乳室で行うことになっていて、授乳前後に赤ちゃんの体重を、ベビースケールで測定することになっています。
体重増加量で、何mL母乳が出たか推定します。
初産のママは、出産してすぐは母乳が思うように出ない人が大半なのだそう。でも、3日目頃から量が増え始めるらしく、私の周りでは退院する7日目には2桁(30mLや40mL)になっているママが多かったです。
そんな中、私の母乳量は退院時に7mL!
もはやこれは測定誤差の範囲で、私の母乳、全然出てないんじゃ・・・・とすごーく落ち込みました。産後で精神不安定だったこともあって、誰もいないところで涙が止まらなくなることも。
母乳推奨の夫、娘の栄養不足が心配な私
落ち込む私をよそに、娘が生まれる前から母乳育児を推奨していた夫は母乳育児をまったく諦めておらず、頻回授乳を勧めてきます。
私としては、母乳にこだわった結果、娘が栄養不足になってしまうことが心配でした。産後の心配性加速メンタルのせいか、私のせいで娘が発育不良になったらどうしよう、新生児時代の栄養不足は生涯に渡って影響があったりするのでは・・・と不安が募るばかり。
実際、娘は、お腹が満たされないせいなのか、元々の体質なのか、新生児なのに夜間は30分毎に起きていました。
でも、夫の勧めもあるし、実母や祖母、叔母など近しい女性はみんな完母育児だったこともあって私自身が母乳育児を諦めきれず、ミルクは最小限にしてしつこく母乳をあげ続けました。
母乳量増量方法を調べまくり、片っ端から実践
娘が新生児時代は、私の頭のかなりの部分を母乳のことが占めていました。
どうやったら母乳が増えるのか、検索したり、本を読んだり。
今思い返すと思いつめ過ぎていたなぁ、ミルクにも母乳にないメリットがたくさんあるのにね、と笑って言えますが、当時の私は真剣でした。
ネットではずーっと母乳のことを調べていたし、できることは片っ端からお試ししてみました。
生後2ヶ月から変化のきざし、3ヶ月で完母に
混合育児の日々が2ヶ月程続き、もう混合でいいや、何なら完ミルクにしちゃったていいや、と諦めかけていた頃、自治体の赤ちゃん訪問がありました。
来てくれた女性助産師さんとお話し中に娘ちゃんの授乳タイムが来たため、授乳指導をしてもらうことに。すると、「飲んでるね~。成長曲線のプロット見せてみて~。これならミルクなしでも大丈夫なんじゃない?」とのアドバイスが!
えええ!?と思いましたが、経験豊富な自治体の助産師さんが言うことだし、実際娘は平均的な成長曲線を少し上回っていたため、除々にミルクを減らしていきました。
その結果、生後3ヶ月にはミルクがなくても3~4時間授乳間隔を空けられたんです!
母乳量増量のために私がやったこと
母乳育児のために私が実践したことを、個人的な感想とともに全部書いてみます。
頻回授乳
母乳育児を強く推奨する産院は、頻回授乳を指導しますよね。
吸われれば吸われるほどより多く生産される母乳の性質を利用して、泣いたら吸わせる、泣いたら吸わせる、と昼も夜もやるやつです。
退院直後、私ももちろん実践してみました。が、自分の母乳が実はまったく出ていないんじゃ…という心配ばかりが募る日々。結局、私は娘の栄養不足が心配で早々に辞めました。
娘は吸う力が弱かったので、母子への負担がとっても高い割には母乳量増量効果も低かったと感じています。
何より泣いている娘を見ると、「私のせいで…」と本当に辛い気持ちにもなりました。
桶谷式 哺乳瓶
母乳育児を目指しているママなら1度は聞いたことがあると思う桶谷式。
その桶谷式が、母乳哺乳に移行するトレーニング用として売り出している哺乳瓶です。
普通の哺乳瓶を使うと乳首が柔らかいので、赤ちゃんの口の動きや力加減が母乳を吸うときとは違くなってしまうらしいです。赤ちゃんによっては哺乳瓶で飲む楽さに慣れ、「乳頭混乱」といって母乳を拒否してしまう子もいるとか…!
一方で、桶谷式の乳首では、赤ちゃんが母乳を吸うときと同じような口の動き、力加減になるように設計されているそうです。
混合育児中で完母希望の私は乳頭混乱に恐れおののき、桶谷式の乳首を買いました。哺乳瓶本体は元々持っていたピジョンの母乳実感が互換性があり、使いまわしました。
娘に使ってみたところ、明らかに普通のち首より飲みにくそう!
吸う力が少なかった娘にはかなりの筋トレになっていました。
1ヶ月程使ったところ、体の成長もありますが、明らかに哺乳力が増強して母乳を飲める量が増えましたし、触れ込み通り乳頭混乱もありませんでした。
電動搾乳機
私は退院直後から、ジーナ式を取り入れていました。
ジーナ式では母乳量を増やすプログラムもあり、その中で電動搾乳機を強く推奨しています。
具体的には、授乳した後に搾乳機で残りを全部吸引します。ジーナさん曰く、母乳が完全になくなると体が次はもっと多く作ろうとするらしいです。赤ちゃんが吸えない分も機械の力で全部吸って、母乳量を増やそう!という作戦ですね。
ジーナさんは出産した直後から、ある特定の時間に搾乳することをおすすめしています。更にジーナさんは、母乳だけでは量が足りない場合は、ミルクで補って、授乳間隔は3時間以上あけることを推奨しています。
この方法では、頻回授乳に頼るよりも赤ちゃんへの負担が少なく母乳量アップできます。
ジーナさんが推奨するだけあって、頻回授乳と違って睡眠リズムを整えるための妨げにもなりません。
ただ、私の買ったピジョンの電動搾乳機では毎回少し絞り残りも…。細い乳腺からは絞れませんでした。
もうちょっとだけお高いメデラの電動搾乳機にすれば、こんなことなかったのかもしれないです。ケチったことを後悔。
手動搾乳
搾乳機がで絞れない分は、最後は手でも絞っていました。手動搾乳機ではく、完全素手です。
自分で力加減や向きなどを細かく調整できるので、最後の1滴まで搾り取れます。
らしく、ここまでやると、少~しずつ1回に出る母乳量が増えました。
ハーブティー
母乳増量をうたったハーブティーの広告を見かけたので飲んでみました。
正直うさんくさいなぁ、でももしかしたら効くかもしれないし…と期待度低めで飲んでみたところ、確かに増えているのを感じました。
私の体感的には15%増しぐらいで、即効性もありました。
でも本当にこのハーブティーじゃなきゃだめなのか…?と疑念があったので、ノンカフェインのハーブティーを色々試したところ、正直どれも効果は変わりませんでした(笑)
個人的にはラズベリーリーフとルイボスが好みなので、その後はそれらを飲み続けました。
ハーブの効果、というよりも、水分をたくさんとって体を温め、ママがリラックスするというのが大事な気がしました。

良質な睡眠
夜と昼だと、夜の方が明らかに母乳量が増えていました。
これ、私の中の体内時計で調整されているのかな、と思いきや違いました。「私の睡眠中」に母乳の製造スピードがアップしてました!
なぜわかったかというと、娘の夜泣き対応で目が冴えてしまいほとんど眠らずにいた日は、夜でも母乳量が増えなかったからです。
それと、ソファーで授乳してそのまま寝てしまったときも明らかに母乳量が減っていました。これは、変な体勢で寝たために血行が悪くなってしまったからのようでした。
なので、その後はしっかり横になって睡眠をとるように心がけました。
入浴
体を温めて血行をよくするのが効果的、と身を持って体感したので、1ヶ月検診が終わって湯船に入ることが解禁されてからは、毎日つかって血行促進に努めました。
体感的には効果抜群!
私の中の結論。こうすればストレスなく母乳を増やせる!
ここまでやってきて、私の中での結論。
母乳を増やすポイントは、
- 赤ちゃんでも搾乳機でもいいから少しでも多く吸引して絞ること
- 血行促進
- 良質な睡眠
- 体を温める
- 水分補給
- 桶谷式哺乳瓶を使って赤ちゃんの哺乳力をUPさせる
このポイントを最大限に抑えつつ、赤ちゃんのもママにも負担のない方法、生活リズムを考えて実際にやってみました。
長くなってしまったので、詳細は次の記事で書きます。