母乳量を増やすためにやったこと 頻回授乳は必要なかった!

母乳量を増やすためにやったこと 育児

前回の記事で、ぜ~んぜん母乳が出なかった私が、思考錯誤する中で感じた母乳を増やすためのポイントは

  • 赤ちゃんでも搾乳機でもいいから少しでも多く吸引して絞ること
  • 血行促進
  • 良質な睡眠
  • 体を温める
  • 水分補給
  • 桶谷式哺乳瓶を使って赤ちゃんの哺乳力をUPさせる
ということを書きました。

▼前回の記事

母乳量7mlから完母になるまで

【母乳育児】退院時1回7mLしか出なかった私が生後3ヶ月で完母になるまで

今回は、このポイントを取り入れて、完母になるまでに私が実際に実践したことを紹介します。

授乳前後に体重を測り、ミルクで補う

タイトルにもあるように、母子に負担の強い頻回授乳はやめちゃいました。

きっちり授乳間隔は3~4時間あけられるように、両乳で合計20分飲ませて足りなかった分は、娘に潔くミルクを飲ませていました。

お腹が空いて赤ちゃんが頻繁に泣いてしまうと、ママは休めななくなります。そうすると、母乳量UPのためのポイント「良質な睡眠」がとれません。更に、お茶を飲む時間の確保も、ゆっくりとした入浴もできないので、「体を温める」も「水分補給」もできなくなります。悪循環にはまってしまいます。

どれぐらいミルクを足したら良いのかは分かりづらいので、ベビースケールで授乳前後の体重を測っていました。しっかりと飲ませることで、赤ちゃんが栄養不足になる心配がなくなります。すると、すごーくホッとして、私の場合はその精神的安定も母乳量に良い効果があった気がします。

え、ミルク?母乳育児なんじゃ….?と思うかもしれせんが、母乳量が安定すればミルクは減らせるので、最初だけ、今だけ、と割り切った方が結果的に早く母乳育児を軌道に載せられるんじゃないかと思います。

(今だからこそ言える感想で、私も娘が新生児のときはすごい葛藤がありました。。)

ベビースケールを使うと、泣いている原因が飲み足りないのか、それ以外(眠いなど)なのかがはっきりするので言葉の通じない赤ちゃんとの生活が少し楽になります。

ベビースケールは買うと1万円程ですが、長くても3ヶ月の利用なのでレンタルで十分です。メルカリでも流通しています。

哺乳瓶は桶谷式を使う

普通の哺乳瓶よりも吸引力が必要な哺乳瓶。哺乳力アップにつながります。また、直母と同じように吸引するので乳頭混乱を起こしづらいらしいです。

ピジョンの母乳実感の乳首と比べて飲むのに時間がかかるのですが、娘が一生懸命口を動かしているのを頑張れーと応援しながら見ていました。

哺乳瓶は3本用意しておくと、深夜は放置して朝にまとめて消毒できるので、ママの睡眠時間確保に繋がります。

授乳するたびに手→電動搾乳機で絞る

母乳を出せば出すほど、体が「あ、もっと必要なのね!」と更に多くの母乳を作ってくれると聞いたので、毎回搾乳しました。

その際には、胸をホットタオルであたため、血行を促進してから行いました。タオルがあるかないかで、絞れる量が全然変わります。

そして大事なのは、まずは面倒でも手で絞ることでした。

というのは、搾乳機だと乳首への刺激が赤ちゃんが吸うのとはだいぶ違うので、私の場合は母乳増量の効果が低かったからです。

でも手動で全部絞るのはかなり時間がかかってしまうので、片乳5分ずつ手で絞ったら、電動搾乳機を使って太い乳腺だけでも空っぽにしました。

搾乳した母乳は、赤ちゃんに飲ませることができますが、個人的にはおすすめしません。というのは、赤ちゃんに飲ませるためには電動搾乳機や手動搾乳用のポットなど、全部毎回消毒しないといけなくて、手間だからです。

授乳に20分、ミルクを急いで作って飲ませ、おむつ替えてゲップさせて、寝かしつけて、自分で搾乳してとやっていると、1時間ぐらい余裕でかかります。

更に毎回の消毒まで加わると、休む時間がないまま次の授乳のタイミングが近づいてきてしまいます。

赤ちゃんに飲ませないのであれば、搾乳量哺乳瓶は洗剤で洗えばいいだけですから、すぐ終わってちょっとだけ楽になります。

入浴中に絞って乳腺を開通させる

1日で一番、体が温まって、血行がよくなるのは入浴中。

この入浴中に、手で搾乳して未開通の乳腺を開通させました。

開通済みでも、授乳を続けていくうちに乳腺が少しずつ太くなってきて、1回に出る量も増えてきました。ここで手動搾乳を加えることで、そのスピードがアップしたのではないかと思います。

毎日お気に入りのノンカフェインのお茶を飲む

前回記事でも書いたように、体感的にお茶を飲むと母乳量がアップしました。母乳育児専用のお茶でも普通のお茶でも、私の場合、効果は変わらなかったです。

摂取水分を無理なく増やせるように、ノンカフェインで味が好みのルイボスティーやラズベリーティーを飲んでいました。

ゆったりした気持ちでお茶を飲める時間を確保すること自体にも、良い効果があったんじゃないかと思います。

ティータイム

ジーナ式で母子ともに生活リズムを整える

何度か紹介していますが、私はジーナ式の生活リズムを採用しました。

海外のネントレ本なので、自力で寝るまで放置して泣かせる方法と勘違いされている方がいますが、そこまでスパルタではないです。

ジーナ式はジーナさんというカリスマナニーが推奨している、月齢ごとの赤ちゃんの体力に応じた生活リズムのことです。

個人差は多少ありますが、月齢の小さい赤ちゃんが何時間ぐらいなら機嫌よく起きていられるかや、満腹になってから空腹になるまでの時間はある程度決まっていることなどを利用して、無理なく生活リズムを整え、赤ちゃんとママが安眠するためのメソッドです。

生活リズムが整ったおかげで、娘がいつ頃眠くなるか、いつ頃お腹が空くかが分かっているので、ゆっくりお茶を飲んだり、家事をまとめてやっつけられたりして、私の睡眠時間の確保に繋がりました。

(もちろん、いつも上手くいったわけじゃないけど…。)

娘の個人差の部分や、我が家の事情に合わせてリズムを多少アレンジしていたので詳しくはいつか書きます。

終わりに

頻回授乳はなかったけど、搾乳に取られる時間が長かったので、楽ってわけではなかったです。

というか、大変でした。

そして、やーっと念願の完母になって喜んでいたら、娘が哺乳瓶で飲む方法を忘れてしまった頃に、保育園入園のために哺乳瓶飲みを必死に練習することになりました(笑)

「これが子供のために最善!」って思って頑張っても、後から考えが変わることもあります。

だから、母乳を出すために出来る努力はやって、でも、出ないときは先輩ママたちの苦労の結果生まれたミルクという素晴らしいものにサクッと頼って、ママが明るい気持ちで育児できるのが一番だと思います。

娘が1ヶ月ぐらいの私に、今そう伝えたいです。

私と同じようなマインドのママさんの参考になると嬉しいです!

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